わんこが来てから、僕はだいぶ早起きだ。5時には目がさめて、座椅子でゆっくりヒーターで温まっているとわんこが起きてくる。寝ぼけ眼で二人でのんびり朝の時間を過ごすのが日課だ。緩めの音楽をかけて、部屋の中を温かくする。
僕はわんこがヒーターで温まっている後ろ姿を見ることが好き。なんか子供の成長を見守っている感じというか、ああ今日も生きてるなと感じる。一生懸命何かを噛んでいる姿は、愛おしい。ヒーターを買って良かった。
朝は白湯の代わりにホットコーヒーを飲む。ゆっくりとした動作で、のんびりと淹れるところがポイント。時間なんて無限にあるのだから、むしろ一つ一つの所作を楽しんで、味わってやった方がいい。お香も焚いている。お香は5種類ぐらい持っていて、その時の気分で使い分けている。ちょっとゆっくりしたい時、なんだか気持ちが落ち着かない時、お香を焚くと、心が休まる。今日もとてもいい朝だ。コーヒーを飲んでいると、だんだんと目が覚めてくる。
なんだか今日は時間がゆっくり進んでいる気がする。所作をゆっくりにすると、日々を丁寧に生きている気がして、すごく落ち着く。小さいことを気にしないで、時間が経つことも忘れてゆっくりと朝食を作って食べた。ふりだしとかぶと豚肉のお吸い物。あとはナチュラルローソンで買ったご飯のお供と白米。最近食べた朝ご飯の中で一番美味しかった。学ぶことばかりが正解じゃないし、こういう生活の中にも学びはあるなと思った。
わんことの朝のリズムがあってきた気がする。僕が朝の風呂から上がるとぬくぬくと起きてきて、散歩に行くタイミングで元気になる。そのあと帰ってきて僕がご飯を食べている時は寝て、洗い物やちょっとした掃除が終わったら起きてきて、わんこのご飯の時間になる。僕が落ち着いているからなのか、わんこも落ち着いている。いつの間にか似てきているのかな。このあとはわんこがうんちをしたら僕はカフェに行く。それもゆっくり待つことにしよう。誰も急かす人なんて、いないのだから。
友人がDTMを齧っていると知って、自分も音楽をやりたいと伝えてみた。誰かと何かを一緒にやることは簡単ではないことは僕がすごく知っているからこそ、緊張した。不慣れなアカペラの動画を送って、もし僕の声が好きだったら一緒にやろうと言った。文面にするとなかなかにストレートな告白みたいでちょっとかっこいい。とはいえメジャーデビューとかそういうことではなくて、音楽を作るという過程を楽しみたいと言った。
僕は昔から歌うことが好きで、友達と行くカラオケは密かに楽しみにしていた。猿岩石の「白い雲のように」が好き。十八番は斉藤和義だ。渋いと言われる。でもちゃんとRADWIMPSとかも歌う。この綴りが合っているかはわからない。最近はくるりとかも歌うようになったが、カラオケはしばらく行っていない。