2026.02.03

わんこがいない夜は、僕が想像していたよりも静かだった。でも気持ちの方は慣れてきて、寂しさなどはない。ただ静かに部屋の中の時間が流れる感じ。これはこれで少し、心地がいい。なんだか、久しぶりな気がする。思えば十月の末から、家で一人の時間はなかったのだなと、がらんとしたヒーターの前のラグを見て思う。

なんとなく進みが早い気がした、ケトルのタイマーを見て、早く時間が進んで欲しいと思っているのだなと感じる。スピーカーからかかる、ゆったりとしたピアノが、僕のことを大丈夫と言ってくれているようだ。

夕方になった。お昼にルゥちゃんが帰ってきて、ゆっくりと時間が過ぎて、今は寝ている。お昼に帰ってきた時は、また一人にされるのではないかと心配した様子で、すごく元気がなかった。その様子に少し不安になりながら、僕は少し出かけた。今日も家に母親が来てくれていたので、母親に見てもらいながら。

帰ってきたら、尻尾を振って迎えてくれて、少し元気になった様子だった。体も変わっているし、心の状態もジェットコースターだっただろうし、きっと疲れ果てたのだろう。僕はなるべくいつも通り、動画を流しながらコーヒーとかを飲んで、ゆっくりして、安心できるようにしている。ぐっすりと今は寝ている。よかった。本当によかった。

自分も大人になったなと思う。自分の痛みではなくて、子供の心や体を心配するなんて、人生でないと思っていたから、心の成長を感じた。そして、もっと近くの、もっと些細なことを、本当に大切にしようと思った。

夜になった。ベッドの下から出てきたルゥちゃんは、元気になっていて、尻尾を振っておもちゃで遊んでいた。頑張ったねえと、生きててくれてありがとうと、声をかけた。ほっとしたのか、うんちもしてくれて、安心した。

その後の母とのラインで、ルゥちゃんは私たちの話をじーっと目を見て聞いているから、意味を理解しているんだねと言っていた。そして、嘘はつけないねとも話した。本当にその通りだと思った。言葉だけでなくて、気持ちまで汲み取ることができるわんこだからこそ、心の底からの愛に尻尾を振るのだなと思った。これからも、誠実でいようと思った。身が引き締まった。

紅茶を淹れるのが上手くなった気がする。砂糖の量を多くすることが、僕の好みで、それを覚えてから紅茶を飲むことがちょっとした楽しみになった。最近は、コーヒーが、少し重たい時がある。

今までの人生、ちょっと嘘をつき過ぎていたかもしれない。相手を利用しようとしてついた嘘はないが、自分の気持ちを誤魔化すためについた嘘は数えきれないと思う。正直に話せばよかった気持ちを、プライドや嫉妬心から、誇張してしまったり、時には傷つけようとしてしまったり。ルゥちゃんのまっすぐな瞳を見て、ぐっと反省する部分があった。ちょっと、しょんぼり。

失敗するのが生き物だし、過去のことは変えられない。明日から、もっともっと誠実に生きていこう。

そういえば、YouTubeも続いている。なんだかんだで、再生数というよりかは自分の気持ちを残すことが楽しくてやっている気持ちが大きい。過去の自分って、こんなことを思っていたんだとか、そうやって見返すことが、最近の楽しみでもある。