2026.03.11

今日の夜空は少し紫色だった。水曜日なのに、起きている人が多いのかな、そんなことを思ったら、なんだか心が温かくなってきて、嬉しい。そんな夜。

ふと家族のことを思い出した。というか、考えた。生まれた時から一緒にいるなんて、なんだか不思議。二十七年。片時も忘れずに愛を注ぎ続けてくれる存在って、なんだか不思議。紆余曲折あったけれど、今の家族のもとに生まれてきて良かったなと思う。別に狙って生まれてきたなんて、そんなわけないけど。

だらだらとJ-WAVEを聴き始めた。音楽をたくさん流してくれるラジオ局は嬉しい。そして、あまりテーマ性のない話をしてくれるのも嬉しい。ラジオは「日常のメディア」だとどっかのポッドキャストで言っていた。本当のその通りだなと思う。

当たり前だけど、それぞれに家族がある。誰一人として家族を持たない人間はいない。まあ、いろんな家庭環境はあるにせよ、幸せとは限らないにせよ、家族がいるということは総じて素敵なことなのではないかなと思う。

日付が変わらない今日は、三月十一日。東日本大震災から、十五年が経った。まだ十五年しか経っていないのか、数字で見ると経っているように聞こえるけれど、なんだかついこの間のように感じる。小学校の時、コンピュータ教室で、地震を経験した。

僕は埼玉だったから、そんなに被害はなかったけれど、連日のニュースで崩壊した東北の街を見て、絶句したことを覚えている。小さいながらに、正直に怖い、と思ったことを覚えている。でもその怖いは、小さかったからか自分自身を失うことに対する感情だった気がする。

今は、犬はもちろんのこと、両親の存在も大きくなってきて、その大切な存在を失うことはどういうことか、痛いほどに分かる。僕は失ったことはないけれど、十五年前に大切な人を失ったことを考えると、胸が痛い。

前を向いて生きるとか、そういう言葉がソーシャルメディアに上がるたびに、不器用な感情が心の中に現れる。そんな言葉、胸の中にしまっておけばいいじゃないか、わざわざ掲示して言わなくていいじゃないか、と思う。でも、誰かが言った言葉で心が動く人もいると思うと、無駄ではないのか、とも思う。

この不器用な感情は、しばらくは消化できそうにない。