2026.03.03

なんか変な夢を見た。というか、基本的に僕が見る夢は変である。気分が良くなったことはあまりない。コーヒーを飲んでいるせいか、意識はしていないけれどあまり寝付けずに、日中は常に頭がぼんやりしている。でもそれが、生きていない感じがしてちょっと好きというか、自分が何もしなくても世界が進んでいることが安心する時がある。

星野源さんのアルバム「Gen」の制作秘話が語られる動画がアップされていて、見た。星野源さんはぼんやりとしていて、はっきりしない世界観が好きだと昔から思っていたけれど、なぜか心の奥まで届く感覚、それも優しく届く感覚が今まであったから不思議だった。そしてこの動画でその芯がちょっとだけわかった気がした。オールナイトニッポンのイメージばかりが先行しているから、真剣に語っている星野源さんはかなり新鮮だった。

YouTubeの自動再生がオンになっていて、余韻に浸る間もなく違うのが流れてきて、若干苛立ちを覚え、それもまた生きるということか、なんてことを考えた。

空気が静かなだと思っていたら、今日は雨が降っていた。傘を持ってくるのを忘れたので、結構降っていたがそのままパン屋に向かった。濡れていると店の中で少しだけ気まずい。何も気にしていなさそうだが、気持ちだけでもと思い、髪をわしゃわしゃして乾かす。

普段はあまりイヤホンをしないで本を読んだり作業をすることが多いが、今日はなんだか違う気がして、イヤホンを耳に突っ込む。別に音楽を聴きたいわけではなくて、雨で空気が窮屈そうだから、自分も真似したかったのかもしれない。

家に帰ってきて、昼ごはんを済ませ、聞き流していたオールナイトニッポンから、音楽に変える。今日は「空気公団」が流れてきて、雨と相まって部屋の中の空気が一気に青白くなった。そして、繊細な意識の中にぐっと近寄って、パソコンを咄嗟に開いた。雨の音と音楽が混ざっていても、あまり悪い気はしない。いつもだったら、雨の音なんてしないのに、雨はいつ降っても僕の中では邪魔にならない。

昼の12時台の時間は、いつも手持ち無沙汰になる。何かをしていないといけない気がしてパソコンを開くも、すぐに何もしたくなくなる。でも何かしたい。そんな気持ち。網戸を開け放して、外の空気をもっと感じる。すぐに寒くなってきて、網戸を閉める。

なんとなくポッドキャストを聴き始める。昼の薬を飲んで、コーヒーを流し込んだら意識がはっきりしてきて、安心する。アマゾンで気になっていた「日々のあわあわ」というエッセイを買った。オノマトペから始まるエッセイらしくて、なんだかアホみたいなエッセイだなと思って買った。僕はいうまでもなく、ずっとアホでいたい。

凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」で、「君たちは理性的すぎる」というセリフに出会った。正直、ドキッとした。胸が締め付けられた。それはきっと僕も、理性的すぎるから、なのだろう。小さい頃から運動もせずひたすらに勉強していたから、さまざまなことの予想が立てられてしまう。別に悪くないのだけれど、なんだかつまらなそうで。

だから僕はアホでいたい。