2026.02.24

深夜。またコーヒーを淹れている。聴いていた音楽ですごくしっくりくる言葉があったので、今回のエッセイのタイトルに使わせてもらうことにする。いいのかどうかはわからないけれど、多分いいだろう。ということで今回のエッセイのタイトルは、「でこぼこでちょうどいい」。

毎回悩むのが、句読点をつけるかどうかと、漢字にするかひらがなにするか。今回でいうと最後に「。」をつけるか、あとは「凸凹」か「でこぼこ」かでちょっとだけ迷った。あと、他の候補に「チョコレートとコーヒー」という案もあったのだが、なんだか洗練されすぎていて僕らしくない気がして、これになった。

でこぼこな日常だなと、つくづく思う。昨日もなんだかんだでソーシャルメディアを触ってしまったし、僕の気分はコロコロ変わる。でもそれが人間らしいというか、うーん、それだとなんか固いから「ちょうどいい」っていう感じ。今日のお供は昨日とまた違って、深煎りのコーヒーだ。

その日のエッセイを書き終える時、大体は日付が回って勝手に終わっていることが多いのだが、僕としてはページ余白が多く残っている状態で書き終えたいみたいな変なこだわりがある。だから昨日の終わり方はちょっとむず痒い感じ。でも戻らないことがこのエッセイの醍醐味なので(初めて言った)、戻らないけれど。でもそういう、なんかちょっとしたところにこだわってしまう。(この次の日になんとなく文字の大きさを変えたらいい感じになった)

ほぼ毎日どこかで、文字に埋もれたい瞬間がやってくる。それは読みたい、書きたいという単純なものではなくて、とにかく頭の中を文字でいっぱいにして、埋もれたいという本能的な欲求な気がしている。今がそうだ。言葉を頭の中に放り込んで、とにかくいっぱい。これから、ちょっと本を読もうと思う。言葉で縁取られた世界って、なんだか安心する。

うちのわんこは、深夜の3時ぐらいになると起きてきて、うんこをして少しだけ僕のベッドの上に撫でて欲しそうに居座る。僕が起きているからか、それとも昼間ずっと寝ているからなのか、この時間でも元気である。

昨日から、しっかりとわんこの歯磨きをしようと奮起している。今までは歯磨きガムを噛ませるだけだったのだが、よく見ているyoutubeのわんこは毎日歯磨きをしていて、うわ、ヤベと思って急いで歯ブラシを買った。最初は嫌がるわんこ。でも歯磨きガムがとんでもなく好きなので、それをご褒美に頑張ってもらっている。

久しぶりにしっかり寝た気がする。やっぱり寝ると気持ちがいい。そして、相変わらず今日のパン屋にいる。

たまに聴いているポッドキャストが、「未来の雑誌」について話している回を配信していて、これは神回の予感、、、!と思って、少し再生した。これは神回だわと思って、でも今は書きたいんだよなあ、と心が叫んでいて、そっとポッドキャストから音楽に変えた。あとで聴く。

午後。夕方前ぐらい。コーヒーを淹れているときに、ふとYouTubeを見ながら、わんこと出会った時のことを思い出す。真っ直ぐにこちらを見ていて、あ、この子だなと自然に思った。僕を選んでくれたのかな、なんてことを思った。あの時の眼差しは、きっと心に一生大切にしまっておくのだろうな。僕だけがわかる感覚。命との出会い。アラビアータパスタの後の深煎りコーヒーはあまり美味しくない。日々は何も変わらずに進む。

夜の時間に、今日は「現像」のポッドキャスト収録。啓成くんが僕のエッセイを読んでくれたらしく、感想を伝えてくれた。なんだか恥ずかしくて、むずむずしながら話してしまった。すごく嬉しかったんだろうなあ。自分の文章を読んでくれるって、なんだか感動的。であると同時に、読んでくれるのはもちろん嬉しいけど、僕は読んでもらわなくても幸せなんだなと気づいた。

啓成くんから感想を伝えられた時、もう僕の文章は僕の心から旅立っているというか、書いている時とは別のものになっているなと感じた。嬉しいんだけど、自分が褒められている感じがしないというか、なんというか。うーん、不思議。

自分が好きなものだけを追いかけよう、嫌いなものは無視しようみたいな話が出てきた。僕は人生で徹底的に嫌いなことを排除していると言ったら、啓成くんは笑っていた。聴いている人はこいつとは友達になりたくないと思われてそう。でも、友達になったら意外と楽しいよ?とここでこっそりと言っておこう。

ポッドキャストを、ベランダに出ながら録ってみた。僕が喋り出すとわんこが混ぜて欲しくて吠えるので、何気なく外に出たのだが、季節の変わり目だからか空気が気持ちよかった。ベランダから夜の街の、それぞれの部屋の明かりを見ながら。なんだか夢の中にいる気分だった。足を組んでいたから、足が痺れた。集中しすぎて、立った時に立ちくらみが起きて、転びそうになった。あっぶね、と心の中で思いながら、平然と収録を続けた。ベランダから見える下の木たちが、昼間よりも濃い緑で、ちょっと怖かった。


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