Day 2

何気ない日々が続くことが、苦じゃなくなった。寝て起きて、わんこと一緒に遊んで、そういう毎日が、ずっと続けばいいと思えるようになった。昔までの自分は、なんでも成功につながらないと意味がないと思っていた。何者かにならなければ、生きている価値がないと、本気で思っていた。お香を焚いて、今日のこの文章を書き始めている。

今日はなぜか、小説の方の筆が進まなかった。毎日五〇〇文字ぐらいかけている小説が、一つの段落を終わらせるということ以外、書くことができなかった。なんでなのだろうか。

そういえな僕は、この本のではない筆名で、小説の新人賞を目指している。生涯、自分の小説の筆名と、自分の本名が繋がることは、世間的には無いようにしようと考えている。なぜなら、ちゃんと自分の人生と切り分けて、小説家としての人生も生きていきたいからだ。一つの体で違う人生が歩めるほど、幸せなことはない。

加湿器を買った。今までは湿度なんて、気にならないだろうと思っていたのに、買ってみたら驚いた。僕は加湿器から出る水蒸気が、この執筆の時間で明かりに照らされているのが好き。ぼんやりと浮かび上がる白い不規則な煙は、どこまでも自分が生きていることを感じさせてくれる。十分ではない限りの幸せ、だけれども確かにそこにあるもの。そういうふうに、また今日も同じような日々を送っている。

少し、肌寒くなってきた気がする。本格的に冬が近づいてきているのだろうか。そんな寒い外だから、うちのわんこは外に出たがらない。散歩に連れて行っても、すぐに家の方向に帰ろうとする。かなり頑固である。