意味なんて、なくてもいい優しさなんだ。僕のものでも、あなたのものでもない。二人にとってそれが愛なのであれば、壊してしまうものなんてきっとないから、正直に生きるしいかないんだろう。アクシデント。戻れないとわかっている希望。やまない声援が、僕の心をそっと支えているんだろうな。僕を苦しめる歌。静かに、静かに、少しずつ前に進んでいる、地続きの人生。痛み、鈍さ。
言えないこともある、見えないこともある。いい日に生きて、あの夢になる時が来ることを信じて、悪いこと、覗いているのは陽気な音楽だったんだ。ジャスミンティーが、僕の日常をそっと包んでくれるんだ。比べること、心の日。寝静まるのは僕の顔。カップオンスリー。青春がレンガでできている。いつか見たその先に、来る音色。輪廻。鈴が鳴る。ゆっくりと僕の方を向いて、少しだけ溶けて、混ざる命。
重なるのは、一小節の音。君が頷いて、僕がそこにいる。何もしなくてもいいというあなたの言葉が世界だったんだ。雄弁の希望、空に贈る言葉。まだ何も色付いていないこと。普遍な真実。春風の意味。はっきりと聞こえなくてもいいから、美しいガラスの歌。茜が孤独になって、面影に差しているのは午後三時の光。さようならが口を滑らす。
認められたい、愛したい。妬んでいる時間。ビール瓶の街路。ギターが折れる。美しい日。
言葉の雨に打たれて、秋を信じて、山の城。煙が立っているところに、愛をそっと置いておく。まだ優しくなれる気がしないよ。本当にあなたでいいかなんて、分からないけど、なんだかあなたが心の底にこべりついて、離れないんだ。
「水が落ちる時、何考えてる?」
「この孤独をどう音楽にするか、かな。」
「明日なんて、考えてないのね。」
「俺だって、考える時はあるさ。」
「十分生きていても、空になんて敵わない。」
「なんで空に?」
「羨ましいの、私。空が。進んでいるところから、沈んでいるところまで。なんだか生きている感じがしないけど、確かにそこに命がある感じが。」
「気持ち、か。」
「そう。」
僕が正しさなら、あなたは何だろう。溶けた時間を元に戻すことばかり考えていた。何も見えない時に、ずっと光を探していたんだ。でも、答えなんてないから、僕がずっと曖昧で終わってしまう。何でだろう。たったひとかけら、雪が降れば、世界が変わるのかな。全てを失いたい。全部全部投げ捨てて、空に一人、駆け出したい。